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ハウスメーカーや工務店は土地探しもしてくれる?土地探しの方法とそれぞれのメリット・デメリットは?

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家づくりは建物を依頼するだけではなく土地探しも必要です。土地探しは、ハウスメーカーや工務店のほか、不動産会社に依頼することが可能です。それぞれにメリット・デメリットがあるので、あらかじめ理解しておくとスムーズな土地探しができるでしょう。

そこで今回は、土地探しの方法を紹介すると共に、土地探しで押さえるべきポイントや実際の土地を見に行く際のチェックリスト、土地探しで活用される専門用語などを解説していきます。これから家づくりをスタートさせる方や土地探しで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

土地探しには、どんな方法がある?

土地を探す方法は以下の4種類があります。

  • ハウスメーカーや工務店に探してもらう
  • 不動産会社に探してもらう
  • インターネットで探す
  • 自分で土地を探す

それぞれの探し方の特徴を解説していきましょう。

ハウスメーカーや工務店に探してもらう

1つ目の方法として「ハウスメーカーや工務店に相談する」が挙げられます。家づくりをする際にはハウスメーカーや工務店に依頼をする方は多いでしょう。その際には土地探しも一緒に依頼できる場合もあります。一度に依頼ができるので、土地探しと建物に関する相談を一気に進められる利点があります。

理想どおりの家づくりを目指している場合は、ハウスメーカーや工務店への依頼がオススメです。土地だけを探すとなると、場合によっては建築制限に引っかかり、希望していた建物が建築できないことがあります。例えば、低層住居専用地域では建物の高さに制限が設けられています。建物の高さ制限は地方自治体によって異なりますので、事前に確認が必要です。そのほかにも、北側斜線制限や道路斜線制限といった規制があるため、土地探しと建物を別にして考えると、後になって間取りの変更を余儀なくされるケースもあるので注意してください。

不動産会社に探してもらう

土地は不動産会社に相談して探してもらうこともできます。希望とする地域に詳しい担当者がいることもあるため、土地探しだけではなく、街に関する情報まで共有してくれる利点があります。ただし、不動産会社によって情報の多さが異なる点には注意してください。会社によっては広域な情報を持っていないケースもあるため、希望するエリアに詳しい不動産会社を選んで依頼する必要があります。

インターネットで探す

インターネットを活用して土地探しをする方法もあります。この場合は、「SUUMO」などの不動産情報サイトや不動産会社のホームページを活用して土地を探していきます。ネット上には豊富な情報があるので、希望の土地を見つけられる可能性も高くなります。また、希望するエリアや価格、駅までの距離や土地面積など、さまざまな条件で絞り込んで検索できるのもメリットです。
ただし、不動産会社に直接問い合わせるのに比べ、情報の鮮度が古い可能性があり、希望した土地がすでに契約済みになっている場合もあります。

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自分で土地を探す

自分で土地を探す方法としては、購入したいエリアを散策して探す方法があります。希望するエリアに出向いて散策をすることで、売地を見つけられます。気になる土地があれば、看板に記してある連絡先や近くにある不動産会社に問い合わせてみてください。

土地探しをしながら散策をするので、エリアの雰囲気や利便性を体感できます。暮らしていく際に便利な土地であるか、近隣住民の雰囲気を知ることもできる点が魅力です。
ただし、エリア内を散策したからといって必ず売地があるとは限りません。無駄足となるケースを理解した上で現地を歩いてみてください。

親族や友人に紹介してもらう

土地勘のないエリア内の土地を探す場合は、全く知識がない状態となるため、散策をしても思うように売地が見つからないケースもあります。その場合は、親族や友人に紹介してもらうという手段もあります。気になるエリアに住んでいる知人がいれば、周辺に売地がないか相談することで紹介してくれるケースもあります。

みんなはどんな土地探しの方法を選んでる?

注文住宅を建てた先輩にアンケートを実施。もともと土地を所有していなかった人が、どのように土地を探したかを聞いたところ、TOP5は下のグラフのような結果となりました。

現代の家づくりの土地探しにおいては「ハウスメーカーや工務店に探してもらった」(43.9%)が主流のよう。2位・3位の「自分でネット検索して探した」(23.0%)、「不動産会社に探してもらった」(16.5%)の合計よりも多い結果となっています。

家づくりの土地探しは「ハウスメーカーや工務店に探してもらった」人が4割以上(出典:リクルート「注文住宅3年以内建築者調査」2022年8月)

ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼するメリット・デメリットは?

家づくりを依頼するハウスメーカーや工務店に土地探しを相談することも可能です。しかし、その際には、メリットに加えてデメリットもあります。

ハウスメーカーや工務店に依頼する際のメリット

まずは、ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼する際の3つの利点を解説していきます。

建築計画とセットで進められる

ハウスメーカーや工務店に土地を探してもらう場合、建築計画とセットで依頼するケースがほとんどです。そのため、土地探しと同時に間取りや設備といった建築計画を進められる点が魅力です。例えば、希望に見合う土地を探してもらった際、理想よりも小さめな土地だったとしても、その広さを活かした建築プランを提案してくれます。自分たちではイメージできないような間取りやプランまで提案してもらえるケースもあるため、理想を上回った良い建物になるケースも考えられます。

土地よりも建物を先に考えてしまうと、土地の制限によってどれかを妥協しなければいけなくなるケースもあるので、建築計画と土地探しを同時に進められるのは大きな魅力だといえます。

住宅ローンや予算に合わせて探せる

土地だけを先に探してしまうと、土地に予算をかけすぎてしまうケースが考えられます。その結果、建物にかける予算が足りなくなり、理想の家が建てられなくなる可能性もあります。

ハウスメーカーや工務店に土地探しをお願いすれば、土地や建物のほか、諸経費を合算した上で土地探しを進めてくれます。

いい土地に出会える機会が増える

自力で探すよりもいい土地に出会える機会が増えるのも利点の1つです。例えば、建築会社が提携している不動産会社がある場合や、付き合いのある地元不動産会社がいれば、土地情報を小まめに収集しているため、ネット上に公開されている情報よりも新しい情報を入手している可能性があります。

また、建築会社が自社で保有している分譲地を販売しているケースもあるため、直接相談をすれば現時点での販売状況や商談中の区画など、あらゆる情報をいち早く教えてもらえる利点もあります。

ハウスメーカーや工務店に依頼する際のデメリット

次は考えられるデメリットです。3つのデメリットがあるので、前もって把握して満足のいく土地探しができるよう準備を進めていきましょう。

土地探しは対応していない場合もある

依頼する建築会社が土地探しに対応していないケースもあります。系列の不動産会社がない、分譲地の販売を実施していない場合は、土地探しに積極的ではない、得意ではないケースも多いです。
その場合は、土地は自力で探す必要があります。

エリアが絞られる可能性がある

建築会社では全国各地の土地情報を保有しているわけではありません。それぞれの会社によって家づくりを提供しているエリアが決まっているので、エリア外の土地を希望したとしても探すことができません。
そのため、希望しているエリアが対象になっているのか前もって確認するようにしましょう。

仲介手数料や費用が発生する場合がある

ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼した場合、その会社で保有している土地以外には仲介手数料といった諸経費がかかるケースがあります。仲介手数料に関しては、費用は一律で定められています。

取引物件価格(税抜) 仲介手数料上限
200万円以下 取引物件価格(税抜)×5%+消費税
200万円超~400万円以下 取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税
400万円超 取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税

そのため、500万円の土地を購入すると以下のような仲介手数料が発生します。

500万円×3%+6万円+消費税=23万1000円

不動産会社に土地探しを依頼するメリット・デメリットは?

不動産会社では土地情報を保有しているため、土地探し単体の依頼ができます。不動産会社を通じて土地探しをすることには、メリットとデメリットの両方があるので、どちらも理解して依頼を検討しましょう。

不動産会社に依頼する際のメリット

不動産会社に依頼して土地探しをする場合、以下の2つのメリットがあります。

選べる土地の選択肢が広い

不動産会社に依頼した場合、選べる土地の選択肢が広いことがメリットです。不動産会社で取り扱っている土地は、更地から建築条件付き土地まで、さまざまな種類があります。紹介してもらえる土地の広さ・形状も多様です。土地の選択肢が多いと理想の土地を見つけやすくなるので、納得のいく土地選びが可能です。

不動産会社はレインズ(不動産流通標準情報システム)によって、全国の不動産情報を収集できます。大規模なネットワークを活用できるので、多様な条件の土地を紹介してもらえるでしょう。また、不動産会社独自のネットワークから一般公開されていない土地情報も紹介してもらえることもあります。

幅広いエリアから提案してもらえる

エリアをまたいで土地探しがしやすいのも不動産会社に依頼するメリットです。土地を探すとき、住みたいエリアを絞って探すのが一般的です。しかし、エリアを絞り込みすぎると理想の土地が見つからないこともあり、条件を緩和して土地探しをしなければならないときもあります。

不動産会社はさまざまなエリアの土地情報を有していることが多いため、いろいろなエリアで候補となる土地を紹介してもらうことが可能です。通勤や通学の利便性などを希望条件にしつつ、今まで候補に考えていなかった穴場エリアの土地を紹介してもらえることもあります。特定のエリアで理想の土地が見つからず悩んでいる場合、不動産会社は頼もしい存在といえるでしょう。

不動産会社に依頼する際のデメリット

不動産会社に依頼して土地探しをする場合、以下のデメリットがあります。

トータルコストを把握しにくい

不動産会社に依頼する場合、トータルコストを把握しにくいことがデメリットです。土地の購入では土地代だけではなく、印紙代や登記費用、固定資産税、住宅ローンの手数料などさまざまな諸費用が発生します。また、購入後の建築費用とその諸費用にも考慮して、予算を組まなければなりません。

不動産会社に紹介してもらった土地を購入する場合、諸費用に仲介手数料も加算されます。この仲介手数料は、土地の購入価格に応じて異なります。宅地建物取引業法によって上限以上の仲介手数料を求められることはありませんが、土地価格が高くなるほど手数料の負担は大きくなるでしょう。このような理由から土地の購入から注文住宅の建築まで、具体的にどのくらいのコストがかかるのかは、土地探しをしている段階では把握しづらいと言えます。

自分で土地を探すメリット・デメリット

今はインターネットを通じて土地情報を探すことができるので、自力で土地を探すことも可能です。自分で土地を探すことにもメリットとデメリットがあるので、事前に把握しておきましょう。

自分で土地を探すメリット

自分で土地を探す場合、以下2つのメリットがあります。

自分のペースで探せる

自力で土地を探す場合、自分のペースで探せることが大きなメリットです。ハウスメーカーや不動産会社を通じて土地を探す場合、入居時期を具体的に決めておく必要がある場合もあります。入居時期が決まっていないと、情報量が多すぎて取捨選択が難しくなるため、しっかりスケジュールを組んだうえで土地探しをしないと、納得のいく土地の購入までたどり着けないこともあります。

しかし、自力で土地探しをするのであれば、ハウスメーカーや不動産会社の介入がないので、具体的な入居時期が決まっていない人も自分のペースで土地を探せます。自分のペースで探すことができれば、焦らずに理想の土地を探せます。

仲介手数料を抑えられる可能性がある

仲介手数料を抑えられる可能性があることも自分で探すメリットです。ハウスメーカーや不動産会社を通じて土地を購入する場合、仲介手数料の支払いが発生します。
仲介手数料の上限は、土地の売買価格の3%+6万円+消費税と定められています。例えば、2500万円の土地を購入する場合、75万円+6万円+消費税の仲介手数料を支払わなければなりません。土地代が高くなるほど仲介手数料は高くなるので、買主の負担は大きくなります。
しかし、自分で土地を探して売主と直接契約すれば、第三者の介入がないので仲介手数料を支払う必要がありません。土地代を抑えて購入したいときに、自分自身で土地を探してみるとよいでしょう。

自分で土地を探すデメリット

自分で土地を探す場合、以下2つのデメリットがあります。

良い土地を見つけるのが難しい

ハウスメーカーや不動産会社経由で探す場合、土地に詳しい専門家に相談しながら理想の家が建てられる土地を探すことができます。しかし、自力で探すとなると自分で知識を身に付けて良い土地を見つけなければならず、探し出すのに時間と苦労がかかってしまう可能性があるでしょう。

例えば、自分が建てたい大きさの家が建てられる土地であるかどうかは、土地面積だけではなく、土地面積に対する建物面積の割合を示す建蔽(けんぺい)率や、建物の延床面積の割合を示す容積率の理解が必要です。同じ広さの土地でも建蔽率や建築制限の組み合わせ次第で建てられる家が大きく変わってくるため、これらの要素を理解したうえで土地探しをすることが求められます。

法規制や土地のリスクを見落とす可能性

法規制や土地のリスクを見落としやすいことも自分で土地を探すことのデメリットです。土地には、さまざまな法規制が存在します。例えば、都市計画法によって土地の利用方法があり、すべての土地で住宅が建てられるわけではありません。また、建築基準法によって、近隣の日照環境を守る目的で住宅の高さにも制限があります。これらの法規制を把握せずに土地を選んでしまうと、理想の家が建てられなくなる可能性があるので注意が必要です。

ほかにも土地には地盤が悪かったり、水害や土砂崩れなどの自然災害のリスクがあるなど、さまざまなリスクが考えられます。あらゆるリスクを想定しながら土地探しをすることに、手間や難しさを感じてしまうかもしれません。

土地探しのために押さえるポイント

土地探しをする場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

期限を決める

土地探しをする場合は、期限を決めておきましょう。家づくりにおいて特に立地は住み心地を大きく左右する部分でもありますが、明確に期限を決めたうえで行動することで効率的に進められます。
土地探しには人によって3~12カ月かかるケースもありますが、なかなか見つからない場合は、一度目安を3~5カ月に設定して早めに土地探しをしてくれる建築会社やハウスメーカーに相談するとよいでしょう。また、良さそうな土地を見つけたら実際に現場に足を運んで、どのような土地なのか、どのような雰囲気のエリアなのかを把握すると、新築する際のイメージが持ちやすいです。

予算を考える

土地探しでは、予算についても事前に考えておきましょう。事前に予算を決めておくと、その範囲内での土地探しができるため、エリアも絞ることができます。予算についてイメージがわかない場合は、スーモカウンターに一度相談するのも1つの手です。

家づくりについて相談できるスーモカウンターの個別相談

希望の立地条件を書き出す

土地探しにおいては予算やエリア以外の希望条件についても整理しておきましょう。その際、具体的に立地条件を書き出すと、住んだときのイメージもわきやすくなります。
具体例を挙げると、以下のとおりです。

  • 最寄駅:徒歩15分圏内
  • 土地面積:50~60坪以上
  • そのほかの条件:日当たり、書斎・趣味スペースを確保できる広さ

このように、新築するうえで実現したい条件をとりあえず書き出します。そのなかから、特にゆずれない条件に優先順位をつけましょう。土地探しをする際の判断材料になるのでオススメです。

先輩たちに聞いた「土地探しで重視した点、苦労した点は?」

条件を重視するあまり、土地探しに苦労した人も多いよう。家を建てた先輩たちへのアンケートから「土地探しで重視した点、苦労した点」のコメントをピックアップしました。

  • 子どもがすでに小学校に通っていたので、転校にならないように、学区内かつ夫の実家の近くで探した。土地勘があまりなく、地名だけでは場所がわからず、苦労した(香川県・女性・34歳)
  • 賃貸で住んでいたマンションは浸水の危険性が高い地域だったので、ハザードマップで安全性を重視して探した。安全性が高いとされる土地は価格が高く、需要もあるため、探すのに時間がかかった(埼玉県・女性・42歳)
  • 将来、子どもの通学などで送り迎えをしなくてすむよう、駅から徒歩10分程度の範囲で探した。本当は狭くても庭が欲しかったが、希望どおりの駅近、かつ予算内では庭を諦めるしかなかった(兵庫県・女性・36歳)
  • 最寄駅まで自転車で10分以内で、日当たりが良く、地盤が強いなど、土地に対するすべての条件を満たすと、家にかけられる予算を減らすしかなくなる。土地も家も妥協しなければならないことが出てきた(兵庫県・男性・32歳)

上記のように、学区や住み慣れた環境が変わらないこと、災害の危険性が低いことなどを条件に土地探しをする人は多く、エリアが限定されたり、土地の価格が高くなったりすることで希望の土地がなかなか見つからなかったという人も。

また、希望のプランにあった土地探し、土地と家の予算配分に悩んだ人も多かったが、これらは建築会社に土地探しから依頼することで解決したという人も多かったようです。

土地と家の予算配分は、家づくりにおける大きな悩みどころとなることも(イラスト/てぶくろ星人)

ネットで探す

注文住宅の土地探しは、ネットで検索する人も少なくありません。SUUMOのような不動産情報サイトや、各不動産会社のホームページにも土地の情報は掲載されています。自分の希望の条件を入力して検索できるほか、ネット環境があればいつでも調べられるのがメリットです。

ただし、ネットで探す場合は、公開されている情報の更新日について確認しましょう。掲載されている情報が古いと、いい土地を見つけたときに問い合わせをしても、すでに契約されているケースがあるからです。

ハウスメーカー・工務店に依頼する

アンケート結果でもっとも多かった、ハウスメーカーや工務店に依頼するという探し方。住宅を新築する際、すでに依頼するハウスメーカーや工務店が決まっている場合は、便利な探し方です。土地探しから建築までの流れを一括で依頼できるため、土地にかける費用と建物にかける費用のバランスが取りやすいのもメリットです。

実例紹介*土地探し、どうやって進めた?先輩の事例を見てみよう

土地探しの得意な建築会社に依頼した家族と、ネットを駆使して自分で探したという家族の、大満足な家を紹介します。

実例1:「土地探しに積極的な建築会社を紹介してもらった」

妻の父と同居することになり、一戸建てへの住み替えを決意したOさん。子どもが転校しなくていい立地で、通勤に便利なJRの駅の近く、というのが第一条件でした。

何千万円もする買い物だから、建築会社は複数の会社からじっくり選びたいと思い、スーモカウンターで相談。土地探しに強く、あたたかい家づくりが得意な建築会社を紹介してほしいと依頼し、土地探しにとても積極的な建築会社を紹介してもらえることになりました。

その建築会社が理想的な土地をすぐに見つけてくれたことで、家づくりは順調にスタート。日当たりの良い土地にあたたかい家を建てることができ、真冬でも子どもたちは半袖で過ごしているそうです。

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土地探しを親身になってサポートしてくれる建築会社と出合ったことで、初めての家づくりをスムーズに、楽しみながら進めることができた。(写真/竹内良太[札幌コマーシャルフォト])

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インテリアや書斎への憧れを楽しみながらかなえた家

実例2:「自社で土地を持っている会社に依頼」

駅から近い場所に家を建てたいと考えていたMさん。夫の会社までドアツードアで1時間以内の立地で、できれば車が2台置ける狭すぎない土地をと希望していたのだそう。

スーモカウンターを訪れた際、自社で土地を持っている会社なら仲介手数料がかからないと教えてもらい、自社で土地を持つ会社を5社ピックアップして紹介を受けました。

その後、土地条件と間取り提案を天秤に掛けつつ、最終的には、土地条件がより良かった会社にお願いすることに。おかげで完成した家の住み心地にはとても満足しているそうです。

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土地条件の良さで建築会社を選び、完成した家にも大満足(写真/河原大輔)

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通勤しやすい駅近の土地でこだわりの住まいを実現

実例3:「1年ほどかけてネットで土地探し」

長男が大きくなるにつれて住んでいた賃貸アパートが手狭になることを見越し、家づくりを決心したUさん。「土地は1年ぐらいかけてネットで情報を集めまくり、その情報を夫に流して候補を絞っていきました」

見つかったのは、最寄駅から徒歩7、8分。駅前に大型スーパーあり。幼稚園、小学校、高速道路のインターチェンジが至近。夫の実家へは車で15分ほど。新幹線が好きな息子も喜んでいるそう。

完成した新居は広々とした6LDK+S。1階にはLDKと和洋室。2階には主寝室と洋室が2つ。子どもを見守りやすいリビングなど細部にもこだわって、子育てを楽しんでいます。

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土地探しはおもにネット検索で情報収集をしたUさん。隣家と共有の私道がある土地に決めた(写真/おおたけひかる)

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子どもの成長を見越して、リビングには宿題用机も

実例4:「自分でも土地探しを進めながら、依頼したい会社からも土地を紹介」

賃貸のタワーマンションに住んでいたGさんは、子どもの小学校入学までに子育て環境を整えたいと考え、家づくりをスタート。まずはどのエリアに建てるのか、土地をどうやって見つけるのかを知るために、スーモカウンターを訪れました。

スーモカウンターから紹介された4社と面談しながら、並行して自分たちでも土地探しを進めていたところ、依頼を決めようかと思っていた会社から紹介された土地の中に、いいなと思っていた土地があり、土地の購入と建築の依頼を決意。

効率よく土地探しと会社選びを進めてできたのは安心して長く暮らせる丈夫な住まい。無駄のない家事動線で快適に暮らしています。

Gさんの注文住宅実例

一戸建てに移り住んだことで、気兼ねなくのびのびと子育てができるように(写真/杉浦幹雄)

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タワマンから自由に走り回れる戸建てに のびのび子育てを叶えた家

土地を見に行く前のチェックリスト

現地に土地を見に行く際、いくつかチェックしておくべきことがあります。

境界確定はしているか

新築する際にトラブルになりやすいのが、隣地との境界線です。古い土地の場合、境界線がはっきりしないケースが多いので、境界確定しているかどうか確認することが大切です。

また、公図と実際の境界が異なるケースもあります。その場合は、一度現地にて実際に確認することをオススメします。また、不動産会社と一緒に立ち合って確認すると安心です。

面積の広さ

土地選びをする際は、必要な面積についても把握しておきましょう。前提として、希望する条件での建築が可能かを確かめる必要があります。住宅を建築するのに十分な広さがあるか、駐車場をつくる場合は、そのスペースを確保できるかを確認します。

しかし、土地の広さに対してどのくらいの家が建つのかということは、専門的でわかりづらい部分があるため、ハウスメーカーに相談しながら決めるとよいでしょう。

土地の周辺環境

隣接地も重要ですが、周辺環境についてもチェックしておきましょう。ネットの口コミや不動産会社の担当者の話、公図などで確認するのもよいですが、現地に行ってみないとわからないこともあります。

普段自分が利用する施設や、通勤・通学手段などを確認するためにも、一度現地に足を運んで確認するとよいでしょう。また、土地から利用する施設までの距離が事前にわかっていると、家を建てた後に後悔しづらくなります。

災害リスク

地震や大雨、台風などの被害による災害リスクも、土地探しをするうえで重視したいポイントです。土地探しをしているエリアで、過去に災害被害がなかったかを把握しておきましょう。

その際、以下の方法で情報収集を行うのがオススメです。

●    ハザードマップ
●    不動産会社への聞き込み
●    気象庁・国土交通省などのホームページ

購入予定の土地の災害リスクを事前に把握しておくことで適切な対策を講じることができます。

建築基準法による制限

土地探しをする際に、土地によっては建築基準法による制限がある場合があります。
そのため、希望をかなえられない土地を買わないように、土地探しや土地を購入する前に不動産会社からアドバイスを受けましょう。

生活インフラが整っている地域か

上下水道やガス、電気などの生活インフラが整備されているかどうかもチェックしましょう。インフラが整備されていない場合は、引き込み工事をしなければならず、工事費用を負担する必要があります。

建て替えやもともと家が建っていて、取り壊しによってできた土地に関しては、インフラが整備されていることが多いです。しかし、郊外の土地の場合は整備されていない可能性も高く、また、オール電化物件が多い地域だとだとガス管が整備されていないこともあるため、確認が必要です。

高低差・擁壁

土地の高低差が激しい場合は、別途工事が必要になる場合があります。
土砂崩れや水害対策のために擁壁工事が必要になることもありますし、その際は工事費用を負担しなければなりません。また、高低差がある土地では、階段の設置も必要です。

そのため、現地で確認する場合は、土地だけではなく高さも確認しましょう。

土地探しで知っておくと役立つ専門用語

土地探しをする際は、専門用語を使用することも多いため、事前に把握しておきましょう。

用途地域

用途地域とは、都市計画法によって定められている、市街化区域内の特性や街づくりなどの目的に合わせて指定される地域区分のことを指します。なお、地域区分は、都市計画法に基づき5年に一度見直しが検討されます。

用途地域の区分について

用途地域 概要
第一種低層住居専用地域 低層住宅のための地域
第二種低層住居専用地域 小規模店舗の立地を認める低層住宅のための地域
第一種中高層住居専用地域 中高層住宅のための地域
第二種中高層住居専用地域 中規模の店舗・事務所の立地を認める中高層住宅のための地域
第一種住居地域 大規模な店舗・事務所の立地を制限する住宅地のための地域
第二種住居地域 大規模な店舗・事務所の立地を一部制限する住宅地のための地域
準住居地域 自動車関連施設など沿道サービス業と住宅が調和して立地する地域
近隣商業地域 大規模な店舗や小規模工場の建築を認める商業地のための地域
商業地域 大型商業施設や小規模工場の建築を認める商業地のための地域
準工業地域 軽工業の工場やサービス施設などが立地する地域
工業地域 制限なく工場が建てられる地域(住宅の建設も可能)
工業専用地域 工場のための専用地域

建蔽率

建蔽率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことを指します。用途地域によって建蔽率の制限が定められており、その範囲内での建築をする必要があります。

容積率

容積率は、土地面積に対する延床面積の割合のことを指します。建蔽率同様に、用途地域に合わせて数値が異なります。

建築制限

建築制限とは、法令によって定められている、建物の制限のことを指します。都市計画法・建築基準法によって定められており、制限の範囲内での建築をしなければなりません。

具体的な建築制限は、以下のとおりです。

【建物の建築制限について】
●    接道義務:住宅を建築する場合は2m以上接道させる必要がある
●    建蔽率・容積率・高さの制限:用途地域別で定められている建築面積の制限
●    防火による制限:防火地域内の建物は耐火建築物にする必要がある

建築面積・延床面積・土地面積についてもっと詳しく→
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角地・中間画地

角地・中間画地は、土地の種類のことを指します。

●    角地:土地が角にあり直角に面している土地
●    中間画地:土地の一面だけが道路に接している土地

境界非明示

境界非明示とは、境界線がはっきり明示されていない土地のことを指します。
一般的には、境界を確定させて土地の売買を行いますが、古い土地などでは境界線がはっきりしていないケースもあるようです。

土地を購入する際に、境界線を確認しておかないと、隣地の地主と境界トラブルになることがあるので注意が必要です。

スーモカウンターに相談してみよう

土地探しは、その後の家づくりのプランにも予算にも影響する重要な第一歩。建築会社に依頼するにしても、自力で探すにしても、どんな家を建てたいのかといったビジョンをはっきりさせて探すことが満足につながる。家族でよく話し合い、納得のいく土地探しを。

<調査概要>

「注文住宅3年以内建築者調査」(リクルート調べ)
・調査協力:楽天インサイト
・調査実施:2022年8月
・調査方法:インターネット調査
・対象者:3年以内に注文住宅を建築した25歳~44歳の全国の男女
・有効回答数: 400名(うち、男性191名・女性209名)

監修/SUUMO編集部(土地探しには、どんな方法がある?ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼するメリット・デメリットは?不動産会社に土地探しを依頼するメリット・デメリットは?自分で土地を探すメリット・デメリット土地探しのために押さえるポイント土地を見に行く前のチェックリスト土地探しで使う専門用語

取材・執筆/前川ミチコ